設定ファイルは通常 $HOME/.mlvwmrc ファイルを見にいきます。起動時の -f オプションによって、このファイルを変更することが可能です。 サンプルファイルが sample_rc/Mlvwmrc, Mlvwmrc-j にありますので、必要に 応じてこのファイルを ~/.mlvwmrc にコピーして変更して下さい。 sample_rc/Mlvwmrc-j は日本語版のサンプルです。 InstallSampleRC が YES の場合、そちらも見に行きます。 注) 設定ファイルの名前が .desktop から .mlvwmrc に変更になりました。 .desktop のままを希望する場合は、 configure.h で OldRCFile を YES に設定して下さい。 Builtin Command メニュー、キーボードショートカットなどで使用できる内部コマンドは以下の 通りです。 Exec 外部コマンドの実行を行ないます。引数として実行する外 部コマンドをとります。"" で、実行するアプリケーション の名前を指定して下さい。 Nop 何もしません。 Refresh 画面のリフレッシュをします。 Restart 引数として指定されたウインドウマネージャを実行し、ウ インドウ環境のリスタートを行ないます。 Exit ウインドウマネージャを終了します。 Desk デスクトップの移動をします。引数は数字または +, - を 取ります。数字の場合はその数字の示すデスクトップに移 動します。+(-) の場合はカレントデスクトップに1足した (引いた)番号のデスクトップに移動します。 NextWindow 現在のアクティブウインドウのつぎにマップされたウイン ドウを選択します。Hide されたウインドウと SkipSelect 指定されたウインドウは選択されません。 PreviousWindow 現在のアクティブウインドウのまえにマップされたウイン ドウを選択します。Hide されたウインドウと SkipSelect 指定されたウインドウは選択されません。 NextSameDeskWindow 現在のアクティブウインドウの次にマップされた同じデス クトップ上のウインドウを選択します。Hide されたウイン ドウと SkipSelect 指定されたウインドウは選択されませ ん。 PreviousSameDeskWindow 現在のアクティブウインドウのまえにマップされた同じデ スクトップ上のウインドウを選択します。Hide されたウイ ンドウと SkipSelect 指定されたウインドウは選択されま せん。 ShadeUnShadeActive 現在のアクティブウインドウを Shade または UnShade し ます。 HideActive 現在のアクティブウインドウを隠します。 HideOthers 現在のアクティブウインドウ以外を隠します。 ShowAll 隠れているウインドウをすべて表示します。 MoveWindow ウインドウを選択の後、移動します。 ResizeWindow ウインドウを選択の後、リサイズします。 KillWindow ウインドウを選択の後、終了します。 SendMessage 現在のアクティブウインドウに KeyPress のイベントを送 ります。指定方法は、スペースを句切りにしてキーネーム を記述していきます。キーネームが一文字の場合 " で括っ て、連続して指定することができます。 キーボードモディファイアは大文字で指定を行ない、後述 するキーボードショートカットと同じキャラクタにより指 定できます。キーボードモディファイアはキーネームと + で結合することにより記述できます。 例) コントロール + x の場合→ C+x Wait アプリケーション名 または アプリケーションクラス アプリケーションが立ち上がるのを待つ。 ShowBalloon キーボードショートカットで利用する。バルーンヘルプを 表示する。 Description 初期設定ファイルで指定できる項目は次のとおりです。 Desktopnum 仮想画面枚数。デフォルトは1。 StickyShade シェードされたウインドウはデスクトップの移動に関係な く表示される。デフォルトはなし。 StickyHide Hide したウインドウをウインドウリストから選択すると、 カレントのデスクトップに表示。ShowAll を行なった時は オリジナルのデスクトップに表示される。デフォルトはな し。 ShadeMap Shade されたウインドウを Hide したあと、 Map する時に Shade を解除しない。デフォルトでは Shade が解除される。 DoubleClickTime ダブルクリックを行なうためのクリック間隔の設定。デフォ ルトは 300。 Compatible ウインドウの移動、リサイズの時に表示される枠が点線にな ります。 FollowToMouse 設定するとマウスの動きにあわせてアクティブウインドウが 変更されます。デフォルトはなし。 SloppyFocus FollowToMouse 同様にマウスの動きにあわせてアクティブウ インドウが変更される。マウスがルートウインドウに出た 場合はアクティブウインドウが変更されない。 System8 デコレーションを System8 風にする。カラーモニタのみ。 OpaqueMove 移動時に中身を表示したまま移動 OpaqueResize リサイズ時に中身を表示したまま移動 OneClickMenu クリックでメニューがプルダウンして、もう一回のクリック で実行 ZoomWait Hide のアニメーションスピードを ms で指定。デフォルトは 10ms。 RotateDesk デスクトップの加算、減算をローテーションする。 DisplayDeskNumber ウインドウリストのウインドウ名にデスクトップ番号を一緒に 表示する。 IconifyShade WindowShade されたものを Inocify とみなす。 IconifyHide HideWindow されたものを Iconify とみなす。 ScrollBarWidth スクロールバーの表示の幅を変更する。デフォルトは19。 FlushMenu メニューの点滅間隔と回数を指定。引数は、点滅間隔と回 数で、省略は不可能。デフォルトは、点滅間隔が 100, 点滅回数が 2。点滅間隔は ms で指定。 IconPath アイコンパスを指定します。複数指定する時は `:' で区切っ て指定して下さい。Style や IconMenuIcon や Menu の前に 指定を行なわない場合、Icon や MiniIcon で指定された Icon が読み込めなくなります。 IconMenuIcon 右端のウインドウリストメニューのアイコンを指定します。 指定のない場合は ICON の文字列が表示されます。"" で括ら なくなりました。 UseRootWin Rootウインドウのマウスイベントをとらなくなります。 UseBalloon "str1" "str2", Icon iconname バルーンヘルプを表示します。str1 はバルーンが表示されて いない時のメニュー項目名です。 InitFunction RestartFunction 立ちあげ、リスタート時に実行する内部関数を記述 MenuBarFont メニューバーのフォントを設定します。 MenuFont メニューアイテムのフォントを設定します。 TitleBarFont ウインドウのタイトルバーのフォントを設定します。 BalloonFont バルーンヘルプのフォントを設定します。 Read 指定したファイル名の設定ファイルを読みます。 RestartPreviousState It allows to regenerate the screen as it was before the previous window manager was shutdown or the current window manager was restarted. Menu メニューを設定します。 END までがメニュー項目です。メ ニュー名を続けて記述します。メニュー名にスペースを含 めることはできません。 オプションは、, で区切って入力します。オプションは次の ものがあります。 Right メニューラベルを右寄します。 Left メニューラベルを左寄します。 メニューのデフォルトは Left であり、省略可能です。 Icon アイコン名 メニューバーへのアイコンが指定できます。ピックスマッ プ、ビットマップどちらでも指定ができます。 Label "ラベル" メニューバーのラベルを設定します。 Stick 後述する MenuBar の指定にかかわらず表示します。 NonStick 指定された MenuBar のみで表示を行ないます(デフォル ト)。 メニューアイテムの記述方法 "ラベル" options です。 です。ラベルが "" の場合は、点線が引かれます。詳しくはサンプルを 見て下さい。 オプションには次のものがあります。オプションは , で区切って下さい。 Gray メニュー項目の文字をグレイにします。 Black メニュー項目の文字を黒にします。 Check チェックマークをつけます。 NonCheck チェックマークをつけません。 Select メニュー項目を選択可能にします。 NonSelect メニュー項目を選択できないようにします。 Icon アイコン名 アイコンを指定します。ピックスマップ、ビットマッ プともに使用可能です。 SubMenu メニュー名 サブメニューを指定します。 Action 内部コマンド メニューが選ばれた時のコマンドを指定します。 Swallow メニューバーに埋め込むアプリケーションを設定します。 オプションは、, で区切って入力します。オプションは次の ものがあります。 Right 埋め込みアプリケーションを右寄します。 Left 埋め込みアプリケーションを左寄します。 埋め込みアプリケーションのデフォルトは Right であり、省 略可能です。 Action 埋め込むアプリケーションを指定します。記述は内部コマンドの Exec の記述を後ろに続けて下さい。 Stick 後述する MenuBar の指定にかかわらず表示します(デフォルト)。 NonStick 指定された MenuBar のみで表示を行ないます。 また、メニューバーのアプリケーションは強制的に高さがメニューバーの高 さにリサイズされます、 MenuBar 続けて名前を記述します。END までの間に記述された名前 のメニューがこのメニューバーの項目となります。 Style ウインドウデコレーションを指定できます。指定方法は、 "ウインドウネームまたはクラス" デコレーションスイッチ, [...] です。ENDで指定の終了となります。 ウインドウネームには * と ? が使用できます。 デコレーションスイッチは次のものがあります。 NormalDecoration 標準のデコレーションを行なう。 NoSBarH 水平スクロールバーを表示しない。 NoSBarV 垂直スクロールバーを表示しない。 NoResizeR リサイズリュージョンを表示しない。 NoTitle タイトルバーを表示しない。 NoMinMaxR 最大・最小化リュージョンを表示しない(NoTitle が指定されて いる場合は自動的に指定されます)。 NoCloseR クローズリュージョンを表示しない(NoTitle が指定されている 場合は自動的に指定されます)。 NoShadeR ウインドウシェイドリュージョンを表示しない。System8 が指定されている時のみ。 NoWinList ウインドウリストに表示しない。 NoFocus マップされた時にフォーカスが入らない。 StayOnTop 全てのウインドウの上に表示する。 指定してあるウインドウ同士の場合は後から表示したウインドウ が上になる。 Sticky デスクトップの移動に関係なく表示される。 SkipSelect 内部コマンドの NextWindow, PreviousWindow で選択され ない。 EnableScroll スクロールが Enable の状態で、ウインドウをマップし ます。 MaxmizeScale 最大化する時のパーセンテージまたは 幅x高さ を指定。 MiniIcon スモールサイズのアイコンを指定。ピックスマップ、ビッ トマップともに指定できます。 MenuBar アプリケーションでもちいるメニューバーを、メニューの 名前を続けて記述することにより指定します。 NoTransientDecorate 一時ウインドウにデコレーションしない。 デフォルトのウインドウは全てのデコレーションを表示し、ウインドウリス トに表示します。StayOnTopは未指定。 ShortCut キーボードショートカットの設定を行ないます。ENDで指定 の終了となります。指定方法は次の通りです。 キーネーム キーボードモディファイア コマンド コマンドは Menu で使用できるものはすべて指定可能です。キーボード モディファイアは大文字で指定を行ない、次の通りです。 S シフトキー C コントロールキー M Mod1キー 1 Mod1キー 2 Mod2キー 3 Mod3キー 4 Mod4キー 5 Mod5キー A AnyModifier N なし 説明のないものがあるかもしれませんが、それについては添付の Mlvwmrc ファ イルを参照して下さい。こちらには、極力すべての記述を行なう予定です。